【ダートグレード実績】
1997年
1着バトルライン(1-0-0-0)プロキオンS
2着キクノウイン(0-0-0-0)
3着コンサートボーイ(0-0-0-0)

1998年
1着アブクマポーロ(3-1-1-0)川崎記念など
2着パーソナリティワン(0-0-0-4)
3着タイキシャーロック(1-2-0-1)南部杯

1999年
1着サプライズパワー(0-0-0-3)
2着オースミジェット(3-2-1-3)平安Sなど
3着タイキシャーロック(3-3-2-1)南部杯など

2000年
1着ビーマイナカヤマ(4-3-4-7)ガーネットSなど
2着レディブライティア(0-0-0-1)
3着ロイヤルスズカ(0-0-0-0)

2001年
1着タマモストロング(3-1-1-5)白山大賞典など
2着ノボトゥルー(2-0-0-0)フェブラリーSなど
3着ゴールドティアラ(5-1-1-4)南部杯など

2002年
1着トーシンブリザード(2-1-1-1)JDDなど
2着インテリパワー(3-3-3-6)川崎記念など
3着ノボトゥルー(2-2-2-5)フェブラリーSなど

2003年
1着スターリングローズ(4-1-1-4)JBCスプリントなど
2着ラヴァリーフリッグ(1-0-1-5)マリーンC
3着ノボトゥルー(4-4-3-10)フェブラリーSなど

2004年
1着ナイキアディライト(0-0-1-1)
2着トーシンブリザード(3-1-2-6)JDDなど
3着ノボトゥルー(5-7-5-14)フェブラリーSなど

2005年
1着ストロングブラッド(1-3-2-4)さくらんぼ記念
2着タイムパラドックス(6-2-2-5)JCDなど
3着ナイキアディライト(2-1-1-3)かしわ記念など

2006年
1着アジュディミツオー(3-2-1-4)東京大賞典など
2着ブルーコンコルド(4-1-0-6)JBCスプリントなど
3着サカラート(3-0-1-7)東海Sなど

2007年
1着ブルーコンコルド(7-2-1-7)東京大賞典など
2着アジュディミツオー(4-3-1-6)東京大賞典など
3着ディープサマー(0-0-0-0)

ダートグレード制施行は1997年4月からなので1997年の3着以内馬はダートグレード競走のキャリアが少なめに出ているのはご容赦。1着バトルラインはその年のフェブラリーS3着馬、キクノウインは前年のさきたま杯2着、コンサートボーイは前年の東京大賞典2着。各馬とも現在、ダートグレードと呼ばれてる中央・地方交流競走でそれなりの実績を示していた。

G2になったのは2002年から。それ以降、ダートグレードの優勝経験がなく、このレースを勝ったのは2004年のナイキアディライトのみ。彼は南関東3冠を1着→1着→3着(JDD)という地元を代表する実力馬。それなりの能力の裏付けプラス地の利があればJRA勢相手でも互角に戦えるということ。

2002年以降は、ダートグレード1勝以上が必須で、なおかつ既にダートグレードのG1を制していることが望ましい。例外(=G1ホースでなかった)は次の馬たち。

2003年2着ラヴァリーフリッグ
前走、同コースで行われるマリーンC勝ち。

2005年1着ストロングブラッド
インを突いた内田博幸絶妙の騎乗もあったが、前年の日本テレビ盃3着と船橋コースへの適性を見せていた。

2005年3着ナイキアディライト
前年、すなわちG2時代最後のこのレース覇者。

2006年3着サカラート
前年の日本テレビ盃優勝。船橋適性は言うまでもなし。

2007年3着ディープサマー
地方転厩初戦。JRA所属末期は尻すぼみ気味だったが、中間、川島厩舎渾身の立て直しがあったか。ダートグレード自体に挑戦するのが初めてという新鮮味もあった。

アジュディミツオー回避により、出走予定のダートグレードG1ホースはブルーコンコルドボンネビルレコードフジノウェーブ。前年も好走している前2者はプラス評価が必要。

南関勢はフリオーソ、アジュディミツオーの回避で正直寂しくなった。船橋で行われるダートグレードで好走歴のあるのはナイキアディライトのみ。近走陰りが見られるだけに信頼は置けないが。

【リピータ】
複数年に亘って好走しているのは次の馬たち。

タイキシャーロック:1998年3着、1999年3着
ノボトゥルー:2001年2着、2002〜2004年3着
トーシンブリザード:2002年1着、2004年2着
ナイキアディライト:2004年1着、2005年3着
アジュディミツオー:2006年1着、2006年2着
ブルーコンコルド:2006年2着、2007年1着

レース創設以来、2年連続連対はあるが、連覇はない。ブルーコンコルドは果たして。
※ダートグレード制施行以後の1997年からが対象。G1昇格は2005年から。

【所属】
1997年栗東→船橋大井
1998年船橋→美浦→美浦
1999年船橋→栗東→美浦
2000年美浦→船橋→栗東
2001年栗東→栗東→栗東
2002年船橋船橋→栗東
2003年栗東→船橋→栗東
2004年船橋船橋→栗東
2005年美浦→栗東→船橋
2006年船橋→栗東→栗東
2007年栗東→船橋船橋

過去11年、JRA6勝、地方5勝。G3時代から好メンバーが揃うことで知られるレースで他地区は出番なし。ほぼJRAと船橋の争い。

【近走成績】
1997年
1着バトルライン:フェブラリーS(東京ダ16)3着→プロキオンS(阪神ダ14)1着
2着キクノウィン:TV埼玉杯(浦和ダ19)2着→TV埼玉杯(浦和ダ19)2着
3着コンサートボーイ:金盃(大井ダ20)3着→マイルGP(大井ダ16)1着

1998年
1着アブクマポーロ:ダイオライト記念(船橋ダ24)1着→マイルGP(大井ダ16)1着
2着パーソナリティワン:オアシスS(東京ダ16)3着→群馬記念(高崎ダ15)9着
3着タイキシャーロック:浦和記念(浦和ダ20)2着→フェブラリーS(東京ダ16)5着

1999年
1着サプライズパワー:報知GC(船橋ダ18)3着→船橋記念(船橋ダ18)1着
2着オースミジェット:プロキオンS(阪神ダ14)2着→アンタレスS(京都ダ18)1着
3着タイキシャーロック:浦和記念(浦和ダ20)1着→フェブラリーS(東京ダ16)3着

2000年
1着ビーマイナカヤマ:黒船賞(高知ダ14)1着→群馬記念(高崎ダ15)1着
2着レディブライティア:マリーンC(船橋ダ16)8着→船橋記念(船橋ダ18)6着
3着ロイヤルスズカ:マイラーズC(阪神芝16)17着→オアシスS(東京ダ16)11着

2001年
1着タマモストロング:アンタレスS(京都ダ18)5着→群馬記念(高崎ダ15)3着
2着ノボトゥルー:フェブラリーS(東京ダ16)1着→ゴドルフィンマイル(ナドアルシバダ16)9着
3着ゴールドティアラ:高松宮記念(中京芝12)12着→京王杯SC(東京芝14)7着

2002年
1着トーシンブリザード:フェブラリーS(東京ダ16)2着→ダイオライト記念(船橋ダ24)5着
2着インテリパワー:金盃(大井ダ20)1着→ダイオライト記念(船橋ダ24)1着
3着ノボトゥルー:フェブラリーS(東京ダ16)3着→黒船賞(高知ダ14)7着

2003年
1着スターリングローズ:JBCスプリント(盛岡ダ12)1着→かきつばた記念(名古屋ダ14)2着
2着ラヴァリーフリッグ:フロンティアS盃(大井ダ11.9)2着→マリーンC(船橋ダ16)1着
3着ノボトゥルー:黒船賞(高知ダ14)2着→群馬記念(高崎ダ15)4着

2004年
1着ナイキアディライト:報知GC(船橋ダ18)3着→TV埼玉杯(浦和ダ19)3着
2着トーシンブリザード:マイルGP(大井ダ16)2着→群馬記念(高崎ダ15)6着
3着ノボトゥルー:黒船賞(高知ダ14)2着→かきつばた記念(名古屋ダ14)2着

2005年
1着ストロングブラッド:フェブラリーS(東京ダ16)7着→名古屋大賞典(名古屋ダ19)3着
2着タイムパラドックス:フェブラリーS(東京ダ16)4着→ダイオライト記念(船橋ダ24)2着
3着ナイキアディライト:JCD(東京ダ21)14着→マイルGP(大井ダ16)1着

2006年
1着アジュディミツオー:フェブラリーS(東京ダ16)7着→マイルGP(大井ダ16)1着
2着ブルーコンコルド:フェブラリーS(東京ダ16)4着→黒船賞(高知ダ14)1着
3着サカラート:フェブラリーS(東京ダ16)6着→アンタレスS(京都ダ18)3着

2007年
1着ブルーコンコルド:フェブラリーS(東京ダ16)2着→名古屋大賞典(名古屋ダ19)3着
2着アジュディミツオー:川崎記念(川崎ダ21)2着→フェブラリーS(東京ダ16)14着
3着ディープサマー:北九州短距離S(小倉芝12)5着→佐世保S(小倉芝12)4着

前走がダートグレード競走以外だった馬で3着以内となった馬は次のとおり。

1997年2着キクノウィン:TV埼玉杯2着
1997年3着コンサートボーイ:マイルGP1着
1998年1着アブクマポーロ:マイルGP1着
1999年1着サプライズパワー:船橋記念1着
2000年2着レディブライティア:船橋記念6着
2000年3着ロイヤルスズカ:オアシスS11着
2001年2着ノボトゥルー:ゴドルフィンマイル9着
2001年3着ゴールドティアラ:京王杯SC7着
2004年1着ナイキアディライト:TV埼玉杯3着
2005年3着ナイキアディライト:マイルGP1着
2006年1着アジュディミツオー:マイルGP1着
2007年3着ディープサマー:佐世保S4着

南関所属馬ならマイルGPで勝っていることが好走の条件。JRA所属馬は傾向がつかみづらいが、ロイヤルスズカはこのかしわ記念が生涯でダートが2戦目と変わり身が望めたこと、ゴールドティアラは同じ左回りのMCS南部杯をこのレース以前に制していたG1ホースだった。昨年、JRAからの転厩初戦でボンネビルレコード、サンライズバッカスを破って3着入線を果たしたディープサマーは例外中の例外。

同じ左回りのフェブラリーSを前走もしくは前々走に使っていた馬が好走するケースが目立つが、フェブラリーから直行というケースは昨年のサンライズバッカス(5着)のようにあまり良くなく2着まで。間隔が微妙に空くので、間に1レース挟んだ方が良い結果が出ている。

出走馬レベルはG1昇格で高くなっているためか、近年は連対の最低条件がダートグレードで1勝以上と言ってもいいだろう。

【人気薄好走馬】
単勝6番人気以下の3着以内好走馬は次のとおり。

2000年3着ロイヤルスズカ(6番人気、複勝270円)
2001年1着タマモストロング(6番人気、単勝2,180円、複勝360円)
2003年2着ラヴァリーフリッグ(8番人気、複勝450円)
2004年2着トーシンブリザード(6番人気、複勝380円)
2007年3着ディープサマー(7番人気、複勝540円)

ロイヤルスズカは前走OP特別・オアシスS11着。芝ではスワンS、ダービー卿CTを制していた重賞ウイナーだったが、ダートは前走が初めてだった。

タマモストロングは既にダートグレードを3勝していた実力馬だったが、近走が掲示板を確保するものの馬券の対象にはなっておらず、鞍上の小池隆生の地味さも相俟ってこの年出走したJRA所属馬の中で最も人気がなかった。

ラヴァリーフリッグは前走で同条件のマリーンCを制する等、南関の枠を超えた活躍を見せていた実力馬だったが、牝馬だったこともあり牡馬相手では苦しいと評価されたのか意外に人気がなかった。

トーシンブリザードは2001年の南関東4冠馬で2002年のフェブラリーSではアグネスデジタルに迫る2着を記録した高性能馬だが、度重なる休養でかつての輝きが失われていたのがこの時期。前走もダートグレードで掲示板を外しており、当日は6番人気まで人気を落としていた。実は前々年のこのレース覇者だったのだが。

ディープサマーはこのレースがJRAからの転厩初戦。血統的にダートをこなす余地は十分だったが、JRA所属時代は芝のスプリント戦を中心に使われ、やや尻すぼみ気味での地方転厩だった。中間の川島厩舎の調教が良かったのか、船橋の水が合ったのか直線では鋭く末脚を伸ばし、ボンネビルレコード、サンライズバッカスに先着。最近はまた休養に入ってしまったが、年頭の船橋記念ではJRA所属時のクリスタルC以来、久しぶりの重賞制覇を達成している。復帰が待たれる。
5月5日(月)、船橋競馬場で行われる第20回かしわ記念(Jpn1)

6月末の帝王賞へ向けてプレップレースが目白押しだが、このレースは特に帝王賞につながるレースとされている。

1997年にダートグレード制が施行されて以後、このレースの優勝馬の帝王賞成績は次のようになる。

1997年バトルライン:3着
1998年アブクマポーロ:1着
1999年サプライズパワー:2着
2000年ビーマイナカヤマ:出走せず
2001年タマモストロング:9着
2002年トーシンブリザード:8着
2003年スターリングローズ:出走せず
2004年ナイキアディライト:2着
2005年ストロングブラッド:2着
2006年アジュディミツオー:1着
2007年ブルーコンコルド:2着

G1になったのは2005年からだが、G2、G3時代から出走さえしてくれば帝王賞では確実に上位を争っており、その成績は(2-4-1-2)。距離的によほど短距離寄りでない限り、優勝馬は帝王賞で好勝負確実という記録が残っている。

今年はG1ホースが4頭参戦。フリオーソの参戦がなかったのは残念だが、中央勢、地方勢ともに好メンバーが集結した。


【JRA所属馬】
シャドウゲイト(美浦)はダイオライト記念9着。フリオーソからは4.1秒もちぎられてしまったが、距離が長かった模様。ベストは1,800であり、マイルは微妙に短そうだが、前走のようにバテるリスクは少なそうだ。積極策で。

ブルーコンコルド(栗東)はこのレース昨年の覇者。一昨年も2着を確保しており、船橋コースへの適性は抜群。前走はフェブラリーS2着で衰えは全くなし。G1級7勝目を目指す。

ボンネビルレコード(美浦)は前々走のダイオライト記念こそ2着確保だったが、前走はマーチS12着と全くお話にならず。この馬は的場文男が乗らないとタダの馬のようだ。その的場文男騎乗なら今回は好勝負可能ということ。賞金加算をしておきたい。

ワイルドワンダー(美浦)はフェブラリーS3着。昨年からの充実振りは素晴らしく、左回りマイルは南部杯で連対経験あり。マイルで2回負かされているブルーコンコルドが強敵だが、今回は初G1制覇の大チャンス。

【他地区所属馬】
ケイエスゴーウェイ(高知)は前走の二十四万石賞で嬉しい重賞初制覇。積極的に外に遠征を繰り返しているので、知らず知らずのうちに力をつけているのだろう。オグリキャップ記念を先日勝ったスペシャリストとともに高知競馬を代表するOP馬に成長しそうだが、力をつけたとは言え、交流の舞台では敷居が高いのは変わりなく、ここは厳しい戦いになりそう。

リスポンスフウジン(愛知)はここが交流G初挑戦。地元では堅実に着順をまとめてくるが、交流では厳しい戦いになるのは必至。追走一杯。

ケイアイダンシング(愛知)は積極的に遠征しているものの結果が伴わない。最近は地元でも取りこぼしが多くなり。

オグリホット(笠松)は29日の尾張名古屋杯(SP2)に出走予定。

ヒロショウグン(笠松)は道営から転厩以来、長めの距離を使われているが、ベストは1,000。まして交流では。

ケイアイフウジン(愛知)はかつて小倉2歳S2着の記録があるが、前走は地元でも2桁着順を記録してしまい、調子が伴わない。ベストは1,200。

【南関東所属馬】
フジノウェーブ(大井)はマイルGP2着。一旦先頭に立ったが、そこで気が抜けたのか内からデスモゾームの差し返しを食らってしまった。ここは仕切り直しの一戦。マイルは微妙に長いような気もしないではないが、地元でやる以上、格好をつけて欲しいところ。

シーチャリオット(船橋)は南関再転入初戦のマイルGP7着。かつての力は望むまでもないが、一叩きでどこまで変わってくるか。きっかけが欲しい。

トップサバトン(大井)はマイルGP4着。まずまずの競馬が続いているが、絶好調とは言えないようだ。時折見せるゲート難含め、成長力に欠いている印象もある。

ナイキアディライト(船橋)はマイルGP8着。かつてアドマイヤドンを苦しめた快速馬もさすがに衰えが見え隠れしている。8歳となり、交流Gでどうかだが、大得意の船橋コースに変わるのはプラス。
※データは過去10回。なお、2005年のみ6月の開催であとは4月開催。施行条件は一貫して船橋ダ1,600。

【所属】
1998年浦和→栗東→船橋
1999年美浦→笠松船橋
2000年船橋→美浦→川崎
2001年美浦→船橋愛知
2002年美浦→船橋→美浦
2003年船橋船橋大井
2004年川崎→栗東→美浦
2005年美浦→美浦→栗東
2006年美浦→船橋→栗東
2007年船橋船橋→栗東

10年でJRA5勝、地方5勝。意外だがJRA関西馬の優勝は第1回のファッションショーのみでここ10年はレマーズガールらの2着が最高。JRA、地方ともワンツースリーは1度ずつ。他の交流Gに比べて地方勢の健闘が目立つレース。

【ダートグレード実績】
1998年
1着エフテーサッチ(0-1-1-3)
2着メジロランバダ(0-0-1-0)
3着マキバサイレント(1-0-0-1)クイーン賞

1999年
1着ファストフレンド(0-0-0-0)
2着マジックリボン(0-0-0-1)
3着イシゲヒカリ(1-0-1-2)クイーン賞

2000年
1着ヤマノリアル(1-0-0-1)TCK女王盃
2着アブクマレディー(1-2-0-2)クラスターC
3着ダイアモンドコア(0-0-0-9)

2001年
1着プリエミネンス(2-1-2-3)クイーン賞など
2着トミケンブライト(0-0-0-0)
3着リンリンスキー(0-1-0-4)

2002年
1着プリエミネンス(4-1-3-7)クイーン賞など
2着カーディアンゴット(0-0-0-2)
3着オンワードセイント(1-2-0-3)エンプレス杯

2003年
1着ラヴァリーフリッグ(0-0-1-4)
2着ジーナフォンテン(2-1-1-1)エンプレス杯など
3着アオバコリン(0-0-1-1)

2004年
1着ベルモントビーチ(0-0-0-0)
2着レマーズガール(4-1-1-1)エンプレス杯など
3着グラッブユアハート(0-2-1-0)

2005年
1着トーセンジョウオー(1-0-0-4)関東オークス
2着グラッブユアハート(1-4-2-1)スパーキングLC
3着レマーズガール(6-4-2-4)エンプレス杯など

2006年
1着グラッブユアハート(4-5-3-2)白山大賞典など
2着ジーナフォンテン(2-2-4-7)エンプレス杯など
3着レマーズガール(6-6-3-6)エンプレス杯など

2007年
1着トーセンジョウオー(4-2-0-6)エンプレス杯など
2着クリムゾンルージュ(0-0-1-1)
3着ライラプス(0-0-0-2)

1度はダートグレードで馬券の対象になった実績が欲しいところ。馬券対象になったことがなかった馬はこのレースが初めてのダートグレード挑戦だった馬を除けば、

1999年2着マジックリボン:TCK女王盃0.4秒差7着。
2000年3着ダイアモンドコア:ダートGで4着が4回(うち1回は南部杯で記録したもの)。TCK女王盃0.2秒差4着の記録あり。
2002年2着カーディアンゴット:エーデルワイス賞0.8秒差4着。
2007年3着ライラプス:関東オークス0.5秒差4着。

交流Gで先頭から1秒以内に入線した記録を持っていた馬ばかりとなる。

今年の出走予定馬中、ダートグレードで馬券対象になった実績があるのはサヨウナラ(エンプレス杯)、ラピッドオレンジ(TCK女王盃)、メイショウバトラー(多数)でやはりJRA勢が有力な単勝候補。地方馬でダートグレードに挑戦経験がある馬のベストリザルトを調べてみると、

ベルモントノーヴァ(0-0-0-3):最高着順は昨年のスパーキングLC4着。最小着差は昨年のTCK女王盃1.1秒差(9着)。

イブキオトヒメ(0-0-0-1):昨年のクイーン賞3.8秒差10着。

グレースガール(0-0-0-3):最高着順は昨年の兵庫チャンピオンシップで9着。最小着差は昨年のマリーンC3.1秒差(13着)。

テーマミュージック(0-0-0-2):最高着順は2005年の白山大賞典5着。最小着差も同じレースで2.1秒差。

クィーンロマンス(0-0-0-3):最高着順は一昨年のクラスターCと昨年のJBCスプリントでの14着。最小着差は昨年のJBCスプリントで2.5秒差。

パフィオペディラム(0-0-0-1):昨年のクイーン賞2.3秒差4着。

マグマエンジェル(0-0-0-2):最高着順は昨年のマリーンCで10着。最小着差も同レースで2.6秒差。

スターオブジェンヌ(0-0-0-3):最高着順は昨年のサマーチャンピオン4着。最小着差も同レースで0.3秒差。

これまでの傾向からは地元南関期待のベルモントノーヴァ、パフィオペディラムともに微妙。条件的にはヒットしているスターオブジェンヌだが今回は別定戦と長距離輸送の壁が立ちはだかる。

ダートグレード初挑戦だった3頭はいずれも前走で1,600超の距離を走っており、このレースには距離短縮で臨んでいた共通点があった。ここがダートグレード初挑戦になるキーポケットとショウナンタレントはいずれもこのレースに距離短縮で臨むがどうなるか。

【人気薄好走馬】
単勝6番人気以下の低評価で馬券の対象になったのは次の馬たち。

1999年3着イシゲヒカリ(7番人気)
2000年2着アブクマレディー(6番人気)
2002年2着カーディアンゴット(10番人気)
2003年3着アオバコリン(7番人気)
2005年1着トーセンジョウオー(7番人気)
2006年2着ジーナフォンテン(7番人気)
2007年3着ライラプス(6番人気)

1着は2005年のトーセンジョウオーを除けば平穏な傾向だが、ヒモは荒れ気味でほぼ毎年のように3着以内には伏兵が飛び込んでいる。

イシゲヒカリは近走調子を崩していたが、前年のクイーン賞を制していた実績馬。

アブクマレディーは主戦が大塚栄三郎だったため、JRA所属馬ながら人気にならない馬だったが、前年のクラスターCを勝っていた実力馬。

カーディアンゴットは地元重賞のロジータ記念を制していた実績があり、TCK女王盃こそ7着だったが前走の地元戦は2着。JRAから転厩したばかりの時期で叩かれて南関の水に慣れていったのだろう。

アオバコリンは前走のエンプレス杯こそ10着と崩れていたが、前々走のTCK女王盃で3着と健闘していた。距離短縮で本来の実力を出せたのだろう。

トーセンジョウオーはその後の実績を考えると意外な人気薄だったが、当時は新潟大賞典15着からの臨戦だった。交流Gのみならず、芝2桁着順→ダート激走はJRAでも普段よく見るパターン。

ジーナフォンテンはそれまでにダートグレードを2勝している実力馬だったが、近走の着順にそれほど勢いがなく、当時人気を落としていた。

ライラプスは半弟のフサイチリシャールを見ても分かるとおり、ダートは不得手だが、昨年のこのレースは馬場が適度に湿っていたため、彼女本来の芝のスピード能力が引き出されたものと推察される。彼女も京都牝馬S11着と芝2桁着順からの臨戦過程だった。
4月2日(水)、船橋競馬場で行われる第12回マリーンC(Jpn3)

牝馬ダート戦線は混戦模様。昨年の覇者トーセンジョウオーがここにも姿を見せなかったため、今冬の一連の牝馬交流Gの傾向からはJRA勢中心に馬券を組み立てたいところ。地方勢は正直、新鮮味に欠くメンバー構成だが一泡吹かせることが出来るかどうか。

ベルモントノーヴァ(船橋)はTCK女王盃7着から一息入った。南関牝馬重賞ならいつでも取れる実力牝馬だが、舞台が交流となると分が悪い。3着穴程度の評価が妥当。

キーポケット(兵庫)は前々走の兵庫牝馬特別でエンプレス杯3着のクインオブクインを破っている実力馬だが、当時は相手の自滅に助けられた感もある。JRA勢相手で自分の競馬が出来るかどうか。

サヨウナラ(栗東)はエンプレス杯で待望の重賞初制覇。ここ半年は牡馬相手でも崩れておらず、ここは重賞連覇の好機。引き続き岩田康誠騎乗。

イブキオトヒメ(愛知)は愛知移籍以降、着順の振幅の大きいタイプになった。昨年のクイーン賞3.8秒差10着がここでの力関係。勝負とは関係なさそうだが宮下瞳騎乗は新鮮。

グレースガール(笠松)は地元でも相手が強いとあっさりと土俵を割るタイプ。12月のクイーン賞6.1秒差14着では・・・。

ラピッドオレンジ(美浦)はエンプレス杯6着。3角から早々に手応えが怪しくなり、内田博幸の南関ラストランに勝利をプレゼントすることが出来なかった。TCK女王盃では現実にサヨウナラを破っており、逆転の可能性もあるが、どこまで立て直されているか。

テーマミュージック(愛知)は地元では抜群の安定感があるが、遠征競馬はさっぱり。1月のTCK女王盃2.9秒差12着がここでの物差しとなる。

クィーンロマンス(笠松)は地元戦では素軽いスピードで活躍しているが、過去に挑戦した交流Gは全て二桁着順。恵まれても苦しい。

パフィオペディラム(船橋)は南関牝馬重賞戦線の安定勢力だが、対JRAでは分が悪い印象。12月のクイーン賞は4着も2.3秒差だった。3着を目指す。

マグマエンジェル(愛知)は近走、地元のB級でも苦戦中。これで交流で通用するとは到底思えない。

スターオブジェンヌ(佐賀)は昨夏のJpn3サマーチャンピオンでは4着と気を吐いたが、当時は軽ハンデに恵まれたもの。地元ではトップクラスの実力馬に成長しつつあるが。

メイショウバトラー(栗東)はフェブラリーS11着以来の競馬。冬場はダメな傾向で暖かくなるにつれて調子を上げてくる“夏女”。斤量も実績からは軽すぎるくらい。

ショウナンタレント(美浦)はここが初ダートとなる。芝ではフラワーCを制している実力馬だが、ここは休養明けかつ初ダートでは厳しいか。半弟ショウナンアルバは今年のJRA牡馬クラシックの中心勢力になりそうな気配。お姉ちゃんももう一頑張り。

ヒビキウィン(船橋)は骨折休養以来、少々リズムが狂っていたが前走で久しぶりの勝利。南関牝馬重賞レベルには過去の実績からも届きそうだが、交流ではどうか。
【近走成績】
1998年
1着アブクマポーロ:東京大賞典(大井ダ28)3着→川崎記念(川崎ダ20)1着
2着テイエムメガトン:川崎記念(川崎ダ20)2着→名古屋大賞典(名古屋ダ19)3着
3着アドマイヤコール:日経新春杯(京都芝24)7着→名古屋大賞典(名古屋ダ19)4着

1999年
1着アブクマポーロ:東京大賞典(大井ダ20)1着→川崎記念(川崎ダ21)1着
2着マイターン:平安S(京都ダ18)3着→仁川S(阪神ダ18)3着
3着マチカネワラウカド:フェブラリーS(東京ダ16)7着→銀嶺S(東京ダ14)5着

2000年
1着マイターン:ウインターS(小倉ダ24)1着→平安S(京都ダ18)14着
2着インテリパワー:東京シティ盃(大井ダ14)2着→川崎記念(川崎ダ21)1着
3着ナリタホマレ:東京大賞典(大井ダ20)6着→川崎記念(川崎ダ21)4着

2001年
1着リージェントブラフ:アレキサンドライトS(中山ダ18)1着→平安S(京都ダ18)7着
2着インテリパワー:川崎記念(川崎ダ21)3着→金盃(大井ダ20)1着
3着メジロアトラス:冬至S(中山芝25)9着→金蹄S(東京ダ21)1着

2002年
1着インテリパワー:日本テレビ盃(船橋ダ18)6着→金盃(大井ダ20)1着
2着ハギノハイグレイド:名古屋GP(名古屋ダ25)2着→川崎記念(川崎ダ21)2着
3着ゴールドマイニング:川崎記念(川崎ダ21)4着→金盃(大井ダ20)5着

2003年
1着カネツフルーヴ:川崎記念(川崎ダ21)1着→フェブラリーS(中山ダ18)4着
2着リージェントブラフ:川崎記念(川崎ダ21)2着→フェブラリーS(中山ダ18)9着
3着ネームヴァリュー:TCK女王盃(大井ダ20)1着→エンプレス杯(川崎ダ21)3着

2004年
1着ミツアキタービン:平安S(京都ダ18)6着→フェブラリーS(東京ダ16)4着
2着イングランディーレ:ステイヤーズS(中山芝36)4着→名古屋GP(名古屋ダ25)5着
3着ジーナフォンテン:京成盃GM(船橋ダ16)2着→エンプレス杯(川崎ダ21)3着

2005年
1着パーソナルラッシュ:東京大賞典(大井ダ20)9着→フェブラリーS(東京ダ16)12着
2着タイムパラドックス:川崎記念(川崎ダ21)1着→フェブラリーS(東京ダ16)4着
3着ヒシアトラス:平安S(京都ダ18)1着→フェブラリーS(東京ダ16)3着

2006年
1着ヴァーミリアン:平安S(京都ダ18)2着→フェブラリーS(東京ダ16)5着
2着パーソナルラッシュ:JBCC(名古屋ダ19)5着→JCD(東京ダ21)14着
3着アルファフォーレス:金蹄S(東京ダ21)1着→仁川S(阪神ダ18)8着

2007年
1着キクノアロー:雅S(京都ダ18)2着→北山S(京都ダ18)1着
2着クーリンガー:平安S(京都ダ18)11着→佐賀記念(佐賀ダ20)2着
3着ナイキアースワーク:JDD(大井ダ20)4着→ダービーGP(盛岡ダ20)6着

さすがにJpn2だけあって前走がダートGという馬が多いが、絶対条件という訳ではない。このレースはフェブラリーSとドバイミーティングに挟まれた時期に行われることから、超一線級の参戦はないものの、国内専念組のJpn1クラスで長距離適性がある馬の参戦は目に付く。フェブラリーSで結果的に距離不足だったために凡走しているようなタイプには注意を払いたい。

【リピータ】
複数年に亘って好走する馬が目立つレース。距離設定が特殊であることもあるだろうが、前年好走している馬は馬券上、押さえた方が無難かも。

アブクマポーロ:1998年1着、1999年1着
マイターン:1999年2着、2000年1着
インテリパワー:2000年2着、2001年2着、2002年1着
リージェントブラフ:2001年1着、2003年2着
パーソナルラッシュ:2005年1着、2006年2着

今年は昨年3着のナイキアースワークが参戦予定。全弟ドラゴンファイヤーは下降期に突入したようだが、こちらは川島厩舎転厩以来、(0-1-1-1)で前走の金盃も斤量や臨戦過程を考えればルースリンドと遜色のない競馬。再び上昇気流に乗っている。
※データはダートGに指定された1998年以降の10回。

【所属】
1998年船橋→栗東→栗東
1999年船橋→栗東→栗東
2000年栗東→川崎→栗東
2001年美浦→川崎→美浦
2002年船橋→栗東→川崎
2003年栗東→美浦→船橋
2004年笠松→美浦→船橋
2005年栗東→栗東→美浦
2006年栗東→栗東→栗東
2007年栗東→栗東→船橋

過去10年でJRA6勝、地方4勝。2005、2006年はJRAのワンツースリー。地元船橋勢は3勝3着3回と気を吐いている。他地区勢は今年も出走を予定しているミツアキタービンが2004年に1着になった以外は馬券の対象となったことがない。

【ダートG実績】
1998年
1着アブクマポーロ(2-1-1-0)川崎記念など
2着テイエムメガトン(2-1-1-3)ダービーGPなど
3着アドマイヤコール(0-2-1-3)

1999年
1着アブクマポーロ(8-1-2-0)帝王賞など
2着マイターン(0-0-2-0)
3着マチカネワラウカド(1-0-0-3)東海ウインターS

2000年
1着マイターン(1-1-4-2)東海ウインターS
2着インテリパワー(2-1-1-1)川崎記念など
3着ナリタホマレ(2-1-0-8)ダービーGPなど

2001年
1着リージェントブラフ(0-0-0-1)
2着インテリパワー(2-2-2-4)川崎記念など
3着メジロアトラス(0-0-0-0)

2002年
1着インテリパワー(2-3-3-6)川崎記念など
2着ハギノハイグレイド(1-5-1-3)東海S
3着ゴールドマイニング(0-0-0-1)

2003年
1着カネツフルーヴ(2-0-1-4)帝王賞など
2着リージェントブラフ(2-5-1-11)川崎記念など
3着ネームヴァリュー(1-0-1-1)TCK女王盃

2004年
1着ミツアキタービン(0-0-1-6)
2着イングランディーレ(2-0-0-3)BGCなど
3着ジーナフォンテン(2-2-2-1)エンプレス杯など

2005年
1着パーソナルラッシュ(2-0-1-2)ダービーGPなど
2着タイムパラドックス(6-1-2-5)JCDなど
3着ヒシアトラス(1-0-3-2)平安S

2006年
1着ヴァーミリアン(1-1-0-1)浦和記念
2着パーソナルラッシュ(4-0-1-5)ダービーGPなど
3着アルファフォーレス(0-0-0-4)

2007年
1着キクノアロー(0-0-0-0)
2着クーリンガー(6-7-3-17)マーチSなど
3着ナイキアースワーク(1-0-0-2)ユニコーンS

このレースを前にダートGで馬券対象になった経験がなかったのは、ダートG自体が初めてだったキクノアロー、メジロアトラスを除くと、2001年1着のリージェントブラフ、2002年3着のゴールドマイニング、2006年3着のアルファフォーレス。リージェントブラフは初のダートG挑戦だった平安Sこそ3番人気7着だったが東京ダ2,100で準OPを勝ち上がっており、左回りの長距離ダートには適性を見せていた。ゴールドマイニングは川崎記念でリージェントブラフの4着。着差はわずかに0.1秒差であり、ダートG通用の可能性を見せていた。アルファフォーレスも前出のリージェントブラフ同様、東京ダ2,100で準OPを勝ち上がっていた上に、既にOPで2度の3着がある馬だった。ダートG馬券対象歴がなければそれなりの実績(ダートG入着や東京ダ2,100での好走歴など)を見せていることが望ましい。

【人気薄好走馬】
1998年以降、単勝6番人気以下の低評価で3着以内に好走した馬は次のとおり。

2002年3着ゴールドマイニング(10番人気)近走ダートG掲示板
2004年3着ジーナフォンテン(7番人気)ダートGタイトルホルダー
2007年3着ナイキアースワーク(6番人気)ダートGタイトルホルダー

基本的には5番人気以内の馬で決まる堅い傾向のある重賞で、上記3頭はいずれも地方所属馬。交流Gは実績に乏しいJRA所属馬がたとえ2桁着順が続いていても上位人気に支持されるレースなので、人気薄の地方所属馬をいかにうまく拾えるかが今も昔も馬券戦略上の一番のポイント。

人気薄好走馬のタイプはダートGで掲示板を近走で確保している馬ということで良さそう。2002年3着のゴールドマイニングは前走の地元戦・金盃で4番人気5着と敗れていたため、評価を落としていたが、前々走ではJpn1川崎記念で0.1秒差4着。ここでは格上と言ってもいい戦績だった。2004年3着のジーナフォンテンはこのレース前までダートGでほとんど崩れたことがなかった名牝。前走もエンプレス杯3着だったが、牝馬ということか人気を落としていた。昨年3着のナイキアースワークは半年ぶりと地方転厩初戦ということで人気が下がっただけであり、昨年のこのレースもJRA所属のままだったら3〜4番人気だっただろう。

近5走において、ダートGで掲示板を確保した経験を持つ地方所属馬は次のとおり。

・アジュディミツオー
・コアレスタイム
・トップサバトン
・ナイキアースワーク
・フリオーソ
・マズルブラスト
・マルカカイゼル

アジュディミツオー、フリオーソはJpn1ホースだけにそれなりの人気がついてくるものと思われるが。