1月29日(火)、荒尾競馬場で行われる霧島賞

例年であれば、夏に行われる“九州産馬の天皇賞”だが、一連の馬インフルの影響でここまで開催が延期されていた。1着賞金は8,000千円でこれは荒尾競馬場における最高賞金額となっている。以前はJRAで行われていたが1997年以降は地方競馬の競走となり、21世紀以降は荒尾で開催されている。1997年以降、JRA5勝、地方5勝で五分だが、21世紀以降はJRA5勝、地方1勝となっており、九州産馬の世界でも中央、地方の格差が広がっているのが感じさせられる結果となっている。

九州産馬の生産頭数は2006年において60頭余り。現在、種牡馬としてSSセカンドクロップの皐月賞馬イシノサンデーらが繋養されている。テイエムの冠名で知られる竹園オーナーが経営するテイエム牧場(鹿児島県)では北海道で種付を行って九州で生産を行っている。したがって、最近は九州産馬の父名として「テイエムオペラオー」の名を見かけることが多くなった。

ミッキーコマンド(栗東)は1000万下で苦戦中。新馬(未勝利)1着→ひまわり賞1着→後はほとんど2桁着順というJRA所属の九州産馬の典型的なパターンとなっている。父ダンディコマンドで距離延長微妙だが、相手が下がってどこまで来れるか。

ダイキチヘイロー(佐賀)はJRAで未勝利を勝ち上がれず(といっても500万下で3着があったが)、先月から佐賀で競走生活を送っている。佐賀では格付けが厳しくやや苦戦気味。ここまでのキャリアで勝ったことがなく、どこまでやれるか。父はキョウワダイキチと渋さ爆発。

ナセ(佐賀)はここまでに九州ジュニアチャンピオン、飛燕賞、ロータスクラウン賞と重賞を3勝しており、九州産馬の枠を超えた実力のあるところを見せている。前走は大きく崩れたが、ここで巻き返しなるか。父は重賞4勝の名バイプレイヤー・サイレントハンター。

コウセイカズコ(荒尾)は前走から荒尾所属に。ミッキーコマンドの項で述べたが、同馬も新馬1着→ひまわり賞1着→あとはほとんど2桁着順というJRA所属(彼女は“元”だが)の九州産馬の典型的なパターン。成長力に乏しく。

テイエムヨカドー(栗東)はJRA500万下でも大崩れしておらず、ここは好勝負可能。昨年の大隈特別では2番人気5着と崩れたが・・・。

ノースダンシング(荒尾)は昨秋の九州記念で重賞初制覇。その後も安定した実力を発揮しており、地元馬の中ではトップクラスの評価が可能。

テイエムミゴテカ(栗東)はJRA1000万下のここ3走の内容が良い。昨年のえびの特別では大楽勝。このレースは2006年に2着。

カシノカスケード(栗東)はJRA500万下の安定勢力で連対実績もある。昨年の大隈特別ではナセに敗れたものの、ノースダンシングには先着。ここで好勝負することは十分に可能。父はJRAから九州に転じ、佐賀記念4着などの実績を残したビークアイエット。桁違いに渋い。

テイエムジカッド(栗東)は昨年のたんぽぽ賞馬。JRA500万下ではたまに掲示板を確保する程度の成績だが、荒尾の馬場適性には問題なさそう。

マルシゲサーパス(荒尾)は近走が数秒単位の敗退ばかりで強調材料なし。年齢的にも大望みは出来ず。

エルエルボーイ(佐賀)は昨年のたんぽぽ賞2着だが、その後、佐賀ではC級で苦戦中。限定戦とは言え、相手関係が厳しい。父はサイレントハンター。

カシノトーマス(美浦)は2005年のたんぽぽ賞3着だが、その後は限定戦でも秒単位の大敗続き。JRA500万下でも忘れた頃に掲示板を確保する程度では厳しいか。父はファイヴナカヤマ。果てしなく渋い。

JRA勢、特にテイエム軍団優勢の感。ナセやノースダンシングは一角崩しにチャレンジといったところか。

霧島賞当日の荒尾競馬第7R(ダ1,400)では座布団が行司にクリーンヒット管理人でお馴染みのワオさんの個人協賛競走が行われる。こちらにも注目。地全協のHPではレース名が「座布団(ガ)行司にクリーンヒット」と意味不明の記載になっているのが気になりますが(笑)。