Step&Rotation
過去20年間の優勝馬の前走成績及び前走との間隔は次のとおりである。

馬名
前走
着順
間隔
1986Dancing BraveSelect Stakes(G3-Turf 10f)
1着
22日
1987 TrempolinoPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
20日
1988Tony BinPremio Federico Tesio(G3-Turf 2,200m)
1着
6日
1989Carroll HousePhoenix Champion Stakes(G1-Turf 10f)
1着
35日
1990 SaumarezPrix du Prince d'Orange(G3-Turf 2,000m)
1着
13日
1991Suave DancerIrish Champion Stakes(G1-Turf 10f)
1着
21日
1992SuboticaPrix Foy(G3-Turf 2,400m)
2着
20日
1993Urban SeaPrix Gontaut-Biron(G3-Turf 2,000m)
1着
42日
1994 CarnegiePrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
20日
1995LammtarraKG&QE DS(G1-Turf 12f)
1着
70日
1996HelissioPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
27日
1997Peintre CelebrePrix Niel(G2-Turf 2,400m)
2着
20日
1998SagamixPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
20日
1999MontjeuPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
20日
2000SinndarPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
20日
2001SakheeInternational Stakes(G1-Turf 10f85y)
1着
46日
2002MarienbardGrosser Preis von Baden(G1-Turf 2,400m)
1着
34日
2003DalakhaniPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
20日
2004BagoPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
3着
20日
2005Hurricane RunPrix Niel(G2-Turf 2,400m)
1着
20日


過去20年間の優勝馬中、半数の10頭までがニエユ賞(Prix Niel)をステップに栄冠を手にしている。ニエユ賞→凱旋門賞を連勝した馬はそのうち8頭。ニエユ賞が最重要ステップと言われるのが頷ける結果となっている。

前走の着順を見てみると、過去20年間で最低だったのは2004年Bagoの3着。前走で勝っていた馬が20頭中17頭にまで及ぶ。世界の頂点に位置するレースの1つ・凱旋門賞。前走で見せ場なく着外に敗れているような馬には勝ち馬となる資格はない。

過去20年間で前走からの間隔が最も開いていたのは1995年のLammtarraで70日。さらに調査対象を広げると1965年にSea-Birdが中91日で優勝したという例はあるものの、近年は中3週程度のステップが主流。6月25日の宝塚記念以来の出走(中97日)となるディープインパクトの着順は果たして。

Jockey&Trainer
過去20年間ではL.Dettori(Lammtarra、Sakhee、Marienbard)、O.Peslier(Helissio、Peintre Celebre、Sagamix)が3勝を挙げている。なお、武豊騎手は1994年White Muzzleで6着、2001年Sagacityで3着という記録が残っている。最強のパートナーと夢を掴む事が出来るかどうか。

今年、Hurricane Run、Shirocco、Rail Linkの3頭を出走させる見込みのフランストップトレーナーA.Fabre調教師は過去20年間でArc6勝(Trempolino、Subotica、Carnegie、Peintre Celebre、Sagamix、Hurricane Run)を誇っている。1987年以来19年連続リーディングトレーナーのFabre調教師にとってはArcを勝つことも造作ないことなのだろうか。

Time
凱旋門賞レコードは1997年のPeintre Celebreが記録した2分24秒6。過去20年間で最も勝ち時計が遅かったのは日本からEl Condor Pasaが出走しMontjeuの2着になった1999年で2分38秒5。史上最も勝ち時計が遅かったのは1930年のMotricoが記録した2分44秒98。凱旋門賞というレース、時節柄馬場が緩い状態で行われることが多いレースとして知られる。過去20年間で、馬場状態が重以下に悪化したことが7回(1992、1993、1995、1998、1999、2001、2003)ある。ディープインパクトはどちらかと言うと(日本の重馬場はこなせても)欧州の重馬場はダメなクチだと思われるが、パリの向こう一週間の天気はかなり良い見込み。とりあえず重馬場で能力減退という事態は避けられそうな気配だが・・・。
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