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2006.12.26
勝利の女神に最も愛された男 - 内田博幸騎手最多勝達成表彰式 -
本日、12月18日の浦和競馬で“Legend”佐々木竹見元騎手が保持する年間最多勝記録505勝を更新した内田博幸騎手の表彰式が大井競馬場で行われた。
当初は大井競馬場の賞典台で行われる予定だったこのイベントだが、あいにくの天候のため、急遽L-WING1階のグッズ売り場「Champions TCK」の横に場所を変更して表彰式が行われた。

7Rの騎乗を終えてすぐ表彰式に駆けつけた内田博幸騎手。小柄ですが、非常に均整の取れた体つきでした。勝負服を脱ぐと、筋肉の塊なんですよね。

記念の花束を受け取った内田博幸騎手。右側に少し写っているぬいぐるみのようなものは、TCKマスコットの「うまたせクン」です。

インタビューに答える内田博幸騎手。印象的だったのは
「まだ竹見さんを超えたわけではないので、これからもますます騎乗技術を磨いていきたい」
「今年達成しなければ、もう達成できないと考えていた」
というコメントでしょうか。「若手が伸びてきている」という発言もあり、自分自身の騎手としての全盛期がまさに今なのだと感じているようでした。
日曜日の有馬記念ではドリームパスポートに騎乗して4着。スムーズに外に出せなかったことを「自分のミス」と悔やんでいたが、内田博幸騎手のレース後のコメントは、「負けたのはあくまで自分のミスである」と決して馬の所為にせず潔い。人気馬で負けると、「不利を受けた」とか「馬の力が足りなかった」みたいなコメントが多いどこぞやの騎手に内田博幸の爪の垢を大量に摂取して欲しいと思う今日この頃である。
29日金曜日は、2006年最後の大一番・東京大賞典がある。そこでは自身とパートナー(アジュディミツオー)の同一G1・3連覇という偉業達成が期待される。
「騎手は勝ってナンボ」。私はそのように考えている。勝利を貪欲に、一つでも上の着順を取るために馬の能力を最大限に引き出す、これが騎手という職業の最も重要な心構えである。現在の我が国のジョッキーでこの心構えを絶えず持ち続けている人間が一体何人いることか。このような姿勢をホームで乗っている時も、アウェイの中央で乗っている時も常に持ち続けている彼にJRAのジョッキーが太刀打ちできないのは、いわば至極当然の結果なのだと考えている。
話が内田博幸騎手から逸れてしまって恐縮だが、手元に今週の競馬ブックもしくは週刊Gallopを持っている方は、「リーディングジョッキー」の項を参照して頂きたい。「年間ゼロ勝」という騎手が何と12名もいる(療養中の常石騎手もその中には入っているが)ことに気付くだろう。さらに年間勝利数10勝未満という騎手が騎手全体の半分以上を占めていることに目が行くだろう。これがJRAの騎手の実態である。このようなリーディング下位ジョッキーは馬券を購入するファンから見れば、騎手というより「単なる負担重量」に過ぎず、とてもじゃないがこれらの騎手を軸に勝負するなんてことは出来ない。
現在のJRA若手騎手は受難の時代に生きている。デビューと同時に百戦錬磨のリーディング上位騎手、短期免許の外国人騎手、そして内田博幸騎手を筆頭とした地方競馬の猛者を相手にしなければならないのだから。JRAが自己の競馬学校で育てた騎手がなかなか伸びていかないのは土日しか騎乗できないというシステム自体に問題があることは明白である。騎手は騎乗回数を増やして、実戦で騎乗技術を磨いていくしかない。その実戦騎乗が非常に限られているJRAの若手騎手の騎乗技術が上達しないのは当然の帰結ということになる。
外国人騎手、地方競馬の騎手に門戸を開いたことで、JRAではエキサイティングなレースが多くなったという「明」の部分もあるが、「暗」の部分はその分だけ騎乗機会を削られてしまった(多くの場合)若手騎手である。地方競馬の騎手にJRAの騎手免許を与えることよりも、JRAの若手騎手が平日、地方競馬に自由に騎乗できるように制度改革すること、これが騎手の免許問題の最大の論点だと思う。
当初は大井競馬場の賞典台で行われる予定だったこのイベントだが、あいにくの天候のため、急遽L-WING1階のグッズ売り場「Champions TCK」の横に場所を変更して表彰式が行われた。

7Rの騎乗を終えてすぐ表彰式に駆けつけた内田博幸騎手。小柄ですが、非常に均整の取れた体つきでした。勝負服を脱ぐと、筋肉の塊なんですよね。

記念の花束を受け取った内田博幸騎手。右側に少し写っているぬいぐるみのようなものは、TCKマスコットの「うまたせクン」です。

インタビューに答える内田博幸騎手。印象的だったのは
「まだ竹見さんを超えたわけではないので、これからもますます騎乗技術を磨いていきたい」
「今年達成しなければ、もう達成できないと考えていた」
というコメントでしょうか。「若手が伸びてきている」という発言もあり、自分自身の騎手としての全盛期がまさに今なのだと感じているようでした。
日曜日の有馬記念ではドリームパスポートに騎乗して4着。スムーズに外に出せなかったことを「自分のミス」と悔やんでいたが、内田博幸騎手のレース後のコメントは、「負けたのはあくまで自分のミスである」と決して馬の所為にせず潔い。人気馬で負けると、「不利を受けた」とか「馬の力が足りなかった」みたいなコメントが多いどこぞやの騎手に内田博幸の爪の垢を大量に摂取して欲しいと思う今日この頃である。
29日金曜日は、2006年最後の大一番・東京大賞典がある。そこでは自身とパートナー(アジュディミツオー)の同一G1・3連覇という偉業達成が期待される。
「騎手は勝ってナンボ」。私はそのように考えている。勝利を貪欲に、一つでも上の着順を取るために馬の能力を最大限に引き出す、これが騎手という職業の最も重要な心構えである。現在の我が国のジョッキーでこの心構えを絶えず持ち続けている人間が一体何人いることか。このような姿勢をホームで乗っている時も、アウェイの中央で乗っている時も常に持ち続けている彼にJRAのジョッキーが太刀打ちできないのは、いわば至極当然の結果なのだと考えている。
話が内田博幸騎手から逸れてしまって恐縮だが、手元に今週の競馬ブックもしくは週刊Gallopを持っている方は、「リーディングジョッキー」の項を参照して頂きたい。「年間ゼロ勝」という騎手が何と12名もいる(療養中の常石騎手もその中には入っているが)ことに気付くだろう。さらに年間勝利数10勝未満という騎手が騎手全体の半分以上を占めていることに目が行くだろう。これがJRAの騎手の実態である。このようなリーディング下位ジョッキーは馬券を購入するファンから見れば、騎手というより「単なる負担重量」に過ぎず、とてもじゃないがこれらの騎手を軸に勝負するなんてことは出来ない。
現在のJRA若手騎手は受難の時代に生きている。デビューと同時に百戦錬磨のリーディング上位騎手、短期免許の外国人騎手、そして内田博幸騎手を筆頭とした地方競馬の猛者を相手にしなければならないのだから。JRAが自己の競馬学校で育てた騎手がなかなか伸びていかないのは土日しか騎乗できないというシステム自体に問題があることは明白である。騎手は騎乗回数を増やして、実戦で騎乗技術を磨いていくしかない。その実戦騎乗が非常に限られているJRAの若手騎手の騎乗技術が上達しないのは当然の帰結ということになる。
外国人騎手、地方競馬の騎手に門戸を開いたことで、JRAではエキサイティングなレースが多くなったという「明」の部分もあるが、「暗」の部分はその分だけ騎乗機会を削られてしまった(多くの場合)若手騎手である。地方競馬の騎手にJRAの騎手免許を与えることよりも、JRAの若手騎手が平日、地方競馬に自由に騎乗できるように制度改革すること、これが騎手の免許問題の最大の論点だと思う。
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