8月1日(水)、大井競馬場で行われる真夏の名物マイル重賞・第28回サンタアニタトロフィー(S3)

格こそS3であるが、過去の勝ち馬にはアブクマポーロ(1998、1999川崎記念、1998帝王賞、東京大賞典)、インテリパワー(2000川崎記念)がおり、今年の帝王賞で鮮やかなイン強襲を見せたボンネビルレコードは昨年の勝ち馬だ。

今年はフルゲートのメンバーが揃い、激戦が予想されるが、注目は前売り段階で圧倒的な1番人気に支持されている一昨年の南関東2冠馬シーチャリオット(牡5、船橋・川島正行)となるだろう。

一昨年の南関クラシックでは羽田盃、東京ダービーをいずれも他を全く寄せ付けない圧勝劇を展開しあっさりと2冠を達成。3冠目のジャパンダートダービーでは当時、JRAでダート無敗の快進撃を続けていたカネヒキリとの対決が期待されたが、シーチャリオット自身の故障によりそれは幻と終わっている。

シーチャリオットはその故障の影響からか完全にリズムを崩し、不甲斐ない走りを続けており、往時の光を失ってしまった。故障から復帰した後の成績は(0-1-0-7)。馬券に絡んだのは今年の報知グランプリカップ(S3、当時南関東G3)だけとなっている。

今春には初の中央遠征を果たしたが結果が出ず(マーチS14着)、続く大井記念(S2)でも11着と大敗し、「シーチャリオットはもう終わった」との声も聞かれるようになっていた。

前走の帝王賞では久しぶりに彼らしい末脚を見せてシーキングザダイヤに3/4馬身遅れる6着と健闘。優勝馬がクラシック時には子供扱いにしていたボンネビルレコードなのだからまだまだ復活と言うには物足りないが、何やら光のようなものは見えてきたのではないだろうか。

JRAにおける馬主資格が認可され、アドマイヤムーンの新たなオーナーとしていよいよ中央でのキャンペーンを開始するダーレージャパンであるが、彼はその“2期生”である。ダーレーのG1勝利は意外に遅く、昨年末の全日本2歳優駿におけるフリオーソが一番最初だったのであるが、G1勝利の期待を最初に一身に集めたのはこのシーチャリオットだった。

過去の実績から当然のようにトップハンデの評価となったが、ここを勝ち、再び栄光の日々を取り戻したい。天才少年の復活なるか注目である。
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