3月20日(木)、名古屋競馬場で行われる第31回名古屋大賞典(Jpn3)

名古屋競馬場は直線が著しく短いコース形態もあるが、圧倒的な先行馬天国。末脚自慢の人気馬はまくれるタイプでないと割り引いて考えたいところ。昨年のこのレースは当時絶好調だったブルーコンコルドが3着に敗れるという大波乱だった。

出走していれば楽勝の可能性もあったチャンストウライが更なる強敵を求めて、来週日曜の阪神大賞典へ遠征するようだが、なかなかの好メンバーが揃った。

【JRA所属馬】
メイショウトウコン(栗東)はフェブラリーS8着。G1級に入ると足りないのは過去の戦績からは明らかだが、高速上がりが武器の馬だけに人気になりやすい。ここは直線の短いコースへの対応が鍵だが、昨年のエルムSのような競馬が出来れば力が違う印象。早めに先行勢を飲み込みたい。

キクノアロー(栗東)は佐賀記念で殿負け。まだ昨年当時の勢いを取り戻すには至っていない。それなりの先行力はあるが、昨年のこのレースはダイオライト記念勝ち直後の状態で4着。コース適性?

サカラート(栗東)は休養明け初戦だったダイオライト記念で3着確保。勝ったフリオーソには一目置くとして、帝王賞馬のボンネビルレコードには1馬身差。一叩きされての上積みを考慮すれば、G2を勝ちまくった2005年時の勢いが戻っても不思議ではない。弟は世界に再チャレンジする。兄ももう一花。

【他地区所属馬】
アルドラゴン(兵庫)は昨年のこのレース勝ち馬。このレース後、完全に頭打ちになってしまい、JRAを後にしたが、兵庫移籍で再び上昇気配にある。木村健との息もぴったりだ。

ザオリンポスマン(佐賀)は佐賀記念4着。地元戦とは言え、クーリンガー、マコトスパルビエロに僅差で続いたのは収穫あり。さすがにアウェイでの戦いでは積極的に推せないが、好調キープなら。

ナムラベンケイ(福山)は兵庫から福山へ転じてからの成績は安定したものだが、これはレベル差によるものが大きいだろう。交流では苦戦か。

スペシャリスト(高知)は佐賀記念5着。Jpn3レベルならレースの流れにも付いていけるようでそれなりに格好をつけている。馬券圏内とはさすがに言えないが、赤岡修次が今回もこっそりと上位へ導きそうな気がする。

【東海地区所属馬】
キングスゾーン(愛知)は久々の地元戦だった前走・マイル争覇を圧勝。地元ではさすがに敵なしと言ってもいいだろう。今回は地元の総大将として中央勢、他地区勢を迎え撃つ存在。地元なら好勝負可能だろう。

ムーンバレイ(愛知)は暮れの名古屋GP以来の競馬。昨年のこのレースでは積極的な競馬を展開し、ブルーコンコルドに先着。波乱の片棒を担いだ。今年は臨戦過程が昨年よりも不満。

クインオブクイン(笠松)はエンプレス杯3着。交流Gで馬券になるのは3歳のクイーン賞以来で、相変わらずすんなり先行なら非常にしぶとい。ここも迷わず先行策。

レオカーディナル(愛知)は名古屋の水が合ったようで中央在籍時とは見違えるような成績。ただ、マイル争覇の競馬の内容からはキングスゾーンの前に出ることはなかろう。

マヤノグレイシー(愛知)は昨暮をもって長らく慣れ親しんだJRAを後にして愛知に転入。JRAでは準OP勝ち後、OPでは通用しなかったが、それでも前々走の中日新聞杯では0.3秒差6着など能力の高さは垣間見せていた。転厩初戦は当地OP安定株のセンゲンゴローに敗れたが、一叩きの上積みは当然あろう。デビュー戦でダートは圧勝の記録がある。
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