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【主要プレップ優勝馬のJDD成績と時計の関係】
主要プレップ優勝馬のJDD成績と時計をおさらいしてみる。

◎東京ダービー
1999年オリオンザサンクス2:07.7やや重→1着2:06.9良
2000年ヒノデラスタ2:06.9良→不出走
2001年トーシンブリザード2:07.5不良→1着2:05.8良
2002年キングセイバー2:08.0良→不出走
2003年ナイキアディライト2:08.9良→3着2:05.1重
2004年アジュディミツオー2:05.2良→4着2:05.2良
2005年シーチャリオット2:05.3良→不出走
2006年ビービートルネード2:07.5良→不出走
2007年アンパサンド2:05.0良→2着2:03.3不良
2008年ドリームスカイ2:06.5不良→?

東京ダービー馬のJDD成績は(2-1-1-1)で最低着順は何とアジュディミツオー4着。JRA勢が加わることでペースが厳しくなり、JDD本番では勝ち時計が2分5秒を切ることもここ数年は珍しくない。昨年は不良馬場ということもあり、“限界”の2分2秒台に突入。乾いた馬場が得意なJRAのロングプライドが音を上げるほどの高速馬場となった。ドリームスカイは不良馬場で2分6秒台。正直物足りなさを感じざるを得ないが。

◎兵庫チャンピオンシップ
2000年ミツアキサイレンス2:00.7良→6着2:07.2良
2001年ロードバクシン1:59.5不良→不出走
2002年インタータイヨウ1:57.5不良→2着2:05.4やや重
2003年ビッグウルフ1;58.9不良→1着2:04.9重
2004年メイショウムネノリ1:57.3不良→不出走
2005年ドンクール2:01.7良→5着2:06.0良
2006年グレイスティアラ2:01.2良→不出走
2007年フェラーリピサ2:02.9良→不出走
2008年ナンヨーリバー2:02.1良→?

兵庫チャンピオンシップ優勝馬のJDD成績は(1-1-0-2)。今年のナンヨーリバーの勝ち時計は昨年のフェラーリピサを上回るものの、ここ数年ではごくごく平凡なもの。

◎端午S
1999年ブルーコマンダー1:51.6良→不出走
2000年レギュラーメンバー1:51.8良→不出走
2001年イシヤクマッハ1:53.3良→5着2:07.1良
2002年ゴールドアリュール1:50.6良→1着2:04.1やや重
2003年タマモリッチ1:53.7良→不出走
2004年アクイレジア1:53.9良→2着2:05.1良
2005年カネヒキリ1:50.8良→1着2:04.9良
2006年ヤマタケゴールデン1:52.3良→6着2:06.9良
2007年ロングプライド1:52.1良→3着2:04.1不良
2008年サクセスブロッケン1:51.2良→?

端午S優勝馬のJDD成績は(2-1-1-2)。ここ10年で見ても10指に入るダート王たるゴールドアリュールやカネヒキリはさすがの50秒台で、JDD本番でも4秒台で駆け抜けている。今年のサクセスブロッケンの勝ち時計は過去10年で3位。前出の2頭に続く優秀なもので、レギュラーメンバーやロングプライドと言った交流Gの常連クラスよりも高いパフォーマンスを見せている。机上の計算では大井2,000を4秒台で走ることが出来るはずで、この時計で走れれば圧勝もあり得るが。

◎関東オークス(参考)
2000年プリエミネンス2:17.3良
2001年マイニングレディ2:18.1やや重
2002年サクラヴィクトリア2:18.5良
2003年レマーズガール2:15.6やや重
2004年トーセンジョウオー2:15.9重
2005年テンセイフジ2:16.5不良
2006年チャームアスリープ2:18.5やや重
2007年ホワイトメロディー2:16.5良
2008年ユキチャン2:14.7良

年によってペースや馬場状態が違うため、単純比較は禁物だが、ユキチャンが今年叩き出した2:14.7良は関東オークスレコード。2分15秒を切った馬さえ、彼女の前には存在しなかったのだから極めて優秀な時計と言えよう。馬場状態が異なるが、今年の川崎記念(フィールドルージュ2:13.1やや重)でも4着に相当する時計で、昨年の東京ダービー馬アンパサンドには大きく先着していた計算になる。関東オークスの歴代優勝馬を並べてみれば、プリエミネンス、レマーズガール、トーセンジョウオー、ホワイトメロディーはその後、古馬相手でも重賞を制した。順調に成長すれば、ユキチャンも過去の先達に負けず劣らずの成績を残す可能性はある。

【敗れ去った1番人気馬】
2000年14着アグネスデジタル
後に芝・ダート、JRA、地方、海外を問わない活躍を見せた希代の万能型アグネスデジタル。JDD前の名古屋優駿を優勝し、勢いに乗っての参戦。前年、全日本3歳(現2歳)優駿(当時G2)を制しており、既に南関適性を見せていたこともあり、1番人気に支持された。先行集団に取り付き、順調に推移していたかと思われたが・・・。彼の前々走はNHKマイル7着。芝凡走→ダート激走→ダート圧敗というのはよく見るパターン。天才万能ホースのほろ苦い競走成績の1つだ。

2003年2着ユートピア
後年、ゴドルフィンにトレードされた天才ダートホース。ユニコーンSを圧勝し、前年の全日本2歳優駿で既にG1ホースとなっていたユートピアに敵はいないかと思われたが・・・。ユニコーンSで子供扱いにしたビッグウルフの切れ味にハナ差負け。彼もまた芝凡走→ダート激走→・・・のパターンではあった。

2004年4着アジュディミツオー
後にG1競走5勝。地方競馬所属馬として初めてドバイの土を踏んだ地方競馬の雄アジュディミツオー。デビューから4戦4勝で東京ダービーを優勝。東京ダービーの勝ち時計は非常に優秀なもので、JRA勢を向こうに回して1番人気に支持された。ハナを切り、そのまま押し切るかと思われたが、鋭く末脚を伸ばしたカフェオリンポス他にあっさりと土俵を割ってしまう。彼はその後、更なる粘り腰を身に付け、地元で競馬をする限りは馬券購入者にとって安心して見ていられる韋駄天へと成長を遂げた。その成長過程での価値ある1敗。

2006年4着ナイキアースワーク
この年は混戦ムードが漂っていたが、前哨戦のユニコーンSで目の覚めるような追い込みを見せたナイキアースワークが堂々の1番人気に支持された。追い込み馬には不利な最内枠を引いたが、名手・アンカツが何とかするだろうというファンの思いは彼を1番人気に押し上げた。レースでは後方から徐々にポジションを上げていく戦略を取ったアンカツ・ナイキアースワークだが、直線に入ってもエンジンが点火せず、4着まで上がってくるのが精一杯だった。

2007年3着ロングプライド
前哨戦のユニコーンSを優勝。破った相手が既にJpn2を制していたフェラーリピサだったこと、プラス武豊騎乗で圧倒的な1番人気に。3角過ぎから徐々に前を射程圏内に入れるべく動き出したロングプライドだったが・・・この年の南関3歳牡馬はそれほど甘くはなかった。直線に入りさらに軽快に逃げ脚を伸ばすフリオーソ、それを追いかける東京ダービー馬アンパサンドのスピードにまるでついて行けず、離された3着に完敗。この後、JRAのダート重賞に出走しても馬場が少しでも渋るとパフォーマンスを落とすロングプライドの重要な傾向はこのあたりから見られた。彼の本領発揮は晴天が続いたパサパサのダートであろう。
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